※高認(高卒認定)と大検の違い

試験名称のとおり、大学入学資格試験【大検】は大学入学(大学受験)の資格を得るための検定でした。

一方、高校卒業程度認定試験【高卒認定試験】は「高校を卒業した程度の学力がある」と認められる国家試験で、より社会的な通用性を高めることが一つの目的となっています。



-受験対象者(受験可能者)が広がりました-



大学入学資格試験【大検】では、全日制高校に在籍している場合は受験できませんでしたが、高等学校卒業程度認定試験【高卒認定】では、全日制高校に在籍していても受験できるようになりました。


定時制・通信制全日制の在学生についてもこれまでと同様に受験可能です。



-合格科目は学校長の判断により卒業単位に加算-



高校に在籍しながら高卒認定試験に合格した科目は、学校長の判断によっては、全日制高等学校で単位認定(卒業単位に加算)されるようになりました。



-「家庭」がなくなり、「英語」が必修科目に-



大検では「家庭」は必修科目でしたが、試験科目からなくなります。

高卒認定試験では「英語」が必修科目となります。


-選択教科がなくなり、すべてが必修教科に-



大検では選択科目として1科目課せられていましたが、高卒認定試験ではすべてが必修教科になります。ただし、地歴と理科で教科内で科目選択があります。



-受験科目数(試験科目数)が減ります-



大検では受験科目数(試験科目数)が9科目でしたが、高卒認定試験では受験科目数(試験科目数)が8教科となります。

※ただし、現代社会の代わりに「倫理・政治経済」を受験した場合は合計9科目となります。