◆「高認」って何?

「高認」(こうにん)と略されているこの試験は、高校卒業程度認定試験といい、「高校を卒業した程度の学力がある」と認められる国家試験です。平成16年度までは、大検(大学入学資格検定)という名称にて実施されていました。

合格することで大学・短大・専門学校などに進学できるほか、さまざまな資格を取得できるチャンスを得られたり、中卒以上の学力がつくため、会社を興したり、自分の好きな仕事を自分で作れるだけの知恵がつくなど、人生の選択肢の幅が広がります。


そうした目に見えるメリット以上に、「久しぶりに勉強したのに合格できた!」「学校をやめてひきこもっていたけど受験をきっかけに外に出られるようになった」など、「精神面での良い効果」を語る経験者も少なくありません。


高認は毎年8月(第1回)と11月(第2回)の2回の試験日があり、必要科目を受験して合格すると、晴れて「高認」を取得。


受験資格は、受験する年度内(受験する翌年の3月31日まで)に満16歳以上になる方で、高卒資格(高卒学歴)のない人なら誰でも受験することができ、全日制・定時制・通信制に通っている現役高校生や高校中退者も受験することができます。(但し、合格後例外を除いては満18歳になるまでは大学受験資格はない。)


そして高校中退者は、在学中に修得した単位数によって試験科目を免除される制度もあります。(詳しくはこちら→試験科目の一部免除について

高卒資格.com」や文部科学省のQ&Aもご参照ください。


平成26年度高卒認定試験の受験者数(第1回・第2回合計)は23.743人でした。


8月の第1回の合格率は40.3%となり、一部科目合格者(1科目以上の合格者)を含めると合格率は89.0%となりました。

10人中約9人は受験したいずれかの科目に合格したことになります。

また合格者の平均年齢(全国)は21.6歳で、最高齢は70歳の方まで合格しています。

決して難易度の高い試験ではありません。楽して合格できる試験は存在しませんが、合格率からもわかるように努力によって取得可能な資格となっているのです。


⇒高認試験と大検の違いとは?


⇒文部科学省報道発表 平成26年度第2回高等学校卒業程度認定試験実施結果
 ※出願者・受験者数及び合格率、高卒認定合格者の最終学歴別状況の推移等


■高認リンク集


高認なび~高認なんて怖くない


偏差値30台からの合格体験記


存在の軌跡 平成23年の高認に合格